はじめに|お金を稼ぐのは、特別な人だけじゃない
「お金を得る=才能がある人の特権」と思い込んでいませんか?
今井孝さんの著書『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』は、そんな常識を優しくひっくり返してくれる本です。
私がこの本から学んだことは、「感情」「自信」「価値観」の3つに深く関わるものでした。今回は、心に響いた3つの気づきをご紹介します。
【気づき①】感情が“価値”をつくる|人は心が動いたときにお金を払う
この本で一番最初にハッとしたのは、「物の価値は感情で決まる」という考え方です。
論理やスペックよりも、「好き」「信頼できそう」といった感情の動きが、購買につながる。
つまり、あなた自身の「言葉」「体験」「人柄」そのものが価値になるのです。
✔ 例:同じ商品でも、「あの人から買いたい」と思わせる人が稼げる。
【気づき②】全員に認められようとしない|共感する人だけでいい
「すべての人に好かれたい」「全方位で認められたい」
この思いは、自分を苦しめる原因にもなります。
本書では、「全員に認めてもらうことは不可能」と断言されていました。
だからこそ、“共感してくれる一部の人”に向けて発信すればいいという言葉が、深く刺さりました。
✔ 自分を偽らず、好きと言ってくれる人と繋がる。それが持続可能な発信の鍵。
【気づき③】結果が出なくても価値がある|市場価値と人間的価値は別
収入や成果が出ないと、「自分には価値がない」と思ってしまうこと、ありますよね。
でもこの本では、はっきりとこう書かれています。
「市場での評価」と「人としての価値」は、まったく別物である。
稼げていない自分にも、人としての価値がある――
そう考えることで、自分への信頼を取り戻すことができます。
✔ 行動しているだけで、すでに価値がある。焦らなくていい。
おわりに|“価値を見つけて届ける人”が、お金を生む人になる
『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』は、稼ぐためのノウハウ本ではありません。
それよりも、「自分の中にある価値に気づく本」です。
大切なのは、すでに自分の中にあるものを、必要とする誰かに届けること。
自分の言葉、自分の感情、自分の信念。
それを大切にする人こそが、価値を生み、お金を生み出せるのだと教えてくれました。
コメント