『Unnamed Memory』

読書

『アンネームドメモリー』は、久遠侑さんによるファンタジー小説で、魔法や運命が絡み合う壮大な物語です。物語の中心となるのは、蒼き月の魔女ティナーシャと、彼女に呪いを解いてもらおうとする王子オスカーの関係。

物語は、オスカーが「最強の魔女」として名高いティナーシャに、自分にかけられた呪いを解いてもらうために協力を依頼するところから始まります。しかし、ティナーシャはただの強力な魔女ではなく、彼女自身も長い歴史と複雑な過去を持っています。物語が進むにつれて、二人の間に生まれる絆や、それぞれの運命、そして王国を取り巻く陰謀が描かれていきます。

この作品の魅力は、キャラクターの深い心理描写と、緻密に作り込まれた世界観です。特にティナーシャとオスカーの掛け合いや、彼らの成長、絆が物語に深みを与えています。また、魔法や戦闘シーンもダイナミックに描かれており、ファンタジー好きにはたまらない展開が続きます。

中でも、タイトル『Unnamed Memory』。3巻まで読んで初めて、そういうことか!となって大興奮でした。
1巻から3巻にはいくつもの伏線をはり、4巻以降で見事に回収される。
初期のティナーシャが好きだった私としては、ちょっと寂しくはありましたが素敵な締めくくりだったのではないでしょうか。
その後の二人を描いた続編はまだ読めていませんが、こちらも楽しみです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました