空宙博|岐阜かかみがはら航空宇宙博物館でF-4EJ改の主翼折りたたみ展示を見学してきました(訪問日:2025年8月10日)。当日は天気が良くなかったものの、会場は屋内展示のため快適に鑑賞可能。見学には入館料が必要となります。
F-4EJ改「主翼折りたたみ」とは?
F-4EJ改(F-4ファントムIIの日本仕様)には、翼の先端側だけを上にパタンと起こせる機構があります。
もともと海軍機として空母の格納スペースを節約するために作られた仕組みの名残で、陸上運用のF-4EJ改でも構造自体は生きているため、展示で折りたたみ状態を見せてくれることがあります。
※飛ぶときは必ず広げてロックします。折ったまま飛ぶことはありません。
どこが、どう折れる?
- 折れるのは主翼の外側(翼端側)だけ
- 翼の途中にある直線のヒンジ(蝶つがい)で区切られ、先端部が上に起き上がる
- 角度はおおむね直角に近いイメージで、見た目は「カモメの翼」のよう
なぜ折りたためるの?
- 空母の甲板や格納庫で幅を小さくするため
- F-4は海軍機由来の設計で、折りたたみ機構が標準装備


仕組みをやさしく解説
- 翼の途中に“関節(ヒンジ)”がある
- ロックを外すと先端だけが持ち上がる
- 上げた状態で安全ピン等で固定
- 展示後は必ず元に戻してロック


2階からみると・・・・

日の丸がハートの形に見えます。
今回は特別イベントでしたので、常時行っておりません。
以上です。
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